実務者研修で学ぶ内容は多岐にわたります。具体的には社会福祉制度・介護技術やその過程・医療や障害などです。介護と医療との関係をより密接に学べる内容となっています。そして注目すべき内容として、たんの吸引・経管栄養の方法が挙げられます。今まではこれらの行為は医療行為として医師や看護師に認められてきました。実務者研修ではこれらの行為について学べ、実践に役立てることができるのです。
実務者研修の研修を受けることで、基本的な介護能力が高まります。一方研修時間が450時間と長めに設定されていますが、その分実務経験だけでは修得できないような知識や技術を学ぶことができます。介護実務経験者にとっては、これまで実地でやってきたことを振り返る機会にもなります。現時点での自身の技術を再確認することで、今後のキャリアアップにも役立つでしょう。そして国家資格である介護福祉士の資格を取得するために、実務者研修は欠かせないものとなっています。